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フッ素

フッ素

フッ素を使ったむし歯予防  

下のパンフレットは練馬区の保健相談所でフッ素についてお話するときに使用しているものです。
これに沿ってフッ素のお話をします。

フッ素を使ったムシ歯予防

フッ化物製剤の選び方

フッ素とは?  

  地球上で17番目に多い元素で土や水の中に含まれていて、
 緑茶や海産物にも多く含まれています。
  フッ素は私たちの体に必要な必須栄養素のひとつで歯を丈夫にします。
  他のどんなに優れた医薬品もそうですが正しい使い方をすれば安全です。
  

フッ素のむし歯予防効果  

  • むし歯になりにくい丈夫な歯をつくります。
     フッ素が歯の表面のエナメル質に取り込まれ、歯の結晶のハイドロキシアパタイトがより丈夫なフロールアパタイトに置換されて
    虫歯菌の出す酸に強くなります。
     どんな時期でも効果が有りますが、特に生えたての歯はフッ素を取り込みやすいので子供のうちからフッ素によるムシ歯予防を心がけましょう。
  • 酸に攻撃された歯の表面の再石灰化を助けます。
     唾液の中のカルシウムイオンや燐酸イオンと一緒に初期むし歯の再石灰化を促進します。
  • 虫歯菌の活動を弱めます。
     虫歯菌は糖を分解してエネルギーを作っていますが、フッ素は糖を分解するエノラーゼという酵素の働きを邪魔するので虫歯菌の活動が弱まり酸が産生されなくなります。
     

フッ素の利用方法  

  • 歯科医院で行う方法(プロフェッショナルケア)
     フッ化物歯面塗布;歯に直接、濃度の高いフッ化物(9000ppmF)を塗布します。数ヶ月ごとに定期的に塗ると効果が上がります。
  • 家庭で行う方法(ホームケア)
     低濃度のフッ化物の配合された歯磨剤、スプレー、ジェルを毎日利用します。
     

家庭で用いるフッ化物製剤の選び方  

  • うがいの出来ない方の場合
     フッ化物の濃度が低く(500ppmF)、研磨剤、発泡剤の入っていないものを選びましょう。
     
  • うがいの出来る方の場合
     フッ化物の濃度が1000ppmF以上のペースト状の歯磨剤を選びましょう。
     一度にたくさんの量を使うより、毎日少量でも使い続けることが大切です。
    時間の有る時はすぐにゆすがずに、しばらく経ってからゆすいだ方が効果が上がります。ゆすぐのも一回にします。
     フッ素は子供ばかりでなく大人の歯にも有効で、とくに歯ぐきが下がって歯根の部分に出来る虫歯の予防に効果があります。

もちろん、歯磨きで細菌のかたまりである歯垢を丁寧に落とすことが大事な事は言うまでもありません。
歯磨きについては歯磨きの仕方のページをご覧ください。

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