妊婦歯科健康診査
母親学級は産科と保健相談所で行われています。
残念なことに産科の母親学級で歯科検診を行っている所は稀ですし
練馬区でも平成22年度から保健相談所の母親学級で行われていた無料歯科検診は廃止されました。
代わって現在は以下の通り歯科医師会加入の協力医療機関で無料歯科検診を受けられるようになりました。
内容は問診、虫歯・歯周病の視診・検査、歯磨き指導等で終了時にアドバイスと結果の写しをもらえます。結果の写しを母子手帳の歯科健診のページに(練馬区で配付の物では13ページ)はさんでおいて下さい。
生まれてくる赤ちゃんと何よりご自身のために協力医療機関に電話予約の上、母子手帳と住所が確認できる書類を持参して検診を受けてください。
妊産婦歯科健康診査
練馬区では、平成30年度から産婦さんも加えた妊産婦さんのお口の健康のために、無料の歯科健康診査を実施しています。
体調の良い時期(妊娠安定期など)に歯科健診を受けましょう。
- 対象者 妊産婦全ての方が対象です。(母子健康手帳をお持ちの方)
- 自己負担 無料
- 実施期間 通年 妊産婦期間中に1回受診できます。
- 実施会場 練馬区歯科医師会加入の協力歯科医院
- 検査項目 問診、口腔内診査、総合判定、歯みがき指導
- 申込方法 協力歯科医療機関に電話で予約
妊産婦歯科健康診査を実施する協力歯科医療機関は、母子健康手帳交付時にお渡しした母と子の保健バックの中に入っているパンフレットをご覧ください。
パンフレットは、保健相談所、健康部健康推進課(練馬区役所東庁舎6階)でも、配布しています。 - 持参するもの ・母子健康手帳 ・住所が確認できる書類(健康保険証、運転免許証等)
練馬区歯科医師会の会員の診療所は練馬区歯科医師会のホームページでhttp://www.nerimaku-shikaishikai.or.jp/clinic/
調べられますのでご利用下さい。
お母様方からよく頂く質問にお答えします。
- 虫歯は遺伝しますか?と前はよく聞かれました。
遺伝ではなくて感染なのですね。
赤ちゃんは生まれた時にはお口の中に虫歯をおこす細菌はいないのですが、しばらくすると周りの方からうつってきます。
虫歯菌は虫歯のない人のお口の中にもいる細菌ですしスキンシップの方が遥かに大事なので気にしすぎない方がいいのですが、周りの方が歯磨きが出来ていなかったり、虫歯を放っておいたりしてお口のなかに虫歯菌がいっぱいいると、赤ちゃんにも沢山虫歯菌がうつってきて赤ちゃんが虫歯になりやすくなってしまいます。
ご自身やご家族、そして生まれてくる赤ちゃんのためにも是非、母親学級にご参加くださり、正しい歯磨きのしかたを身に付けていただき、検診で問題のあった方は歯科医院を受診なさってください。
- 生まれてくる赤ちゃんの歯が良くなる様な食事のとり方は?とご質問頂く事も多いのですが、歯も体の一部分ですので体にいいバランスの取れたお食事をして頂ければ大丈夫です。
食育のページもご参照下さい。
http://www6.atpages.jp/~mkshp693/index.php?%BF%A9%B0%E9
- 妊娠中に歯の治療ができますか?との質問も多いのですが母胎さえ
安定していればどの時期でも治療が可能です。
レントゲンや麻酔も局所に行いますので赤ちゃんに影響は少なく安全です。
治療の内容によっては時期をずらした方がいい事もあるのでかかりつけの歯科医にご相談下さい。
- 赤ちゃんが生まれたらお母様の手を良く洗って指で赤ちゃんのお口の入り口の歯茎を少しずつ触って上げて下さい。
初めは嫌がりますが段々にお口に物が入るのに慣れて、将来歯ブラシを始める時にスムーズにいきます。